プロフィール

1987年当時、まだ明確な治療法が確立していなかった花粉症を追跡取材して週刊朝日誌上に連載。

医師からの視点に留まらず、患者目線からも花粉症をとらえ、対処法、治療法、薬理などに言及した記事を執筆した。

このときに内科医、耳鼻科医、眼科医、小児科医、皮膚科医、患者団体、製薬会社、厚生労働省などとのネットワークを構築。

これをきっかけに、医療ジャーナリストとしての道を歩むことになる。

1992年には『今「子供」が危ない』のタイトルで学習研究社の月刊誌UTANに連載を続けた。

小児成人病/肥満/アレルギー/アトピー/不登校/視力低下/骨折の急増/消えた土踏まず/細くなった顎と歯並び/子供のストレス……など、幅広いジャンルで子供たちの健康を検証した。

複数の診療科目の専門医に取材をし、患者である子供や、子供の家族にも取材を重ね、栄養士、児童養育施設、ときに靴屋(消えた土踏まず)にも取材をして、子供たちの健康の実態に迫った。

1994年からは『今「赤ちゃん」が危ない』のタイトルで学習研究社の月刊誌UTANに連載を続けた。

母胎の危険/乳幼児突然死症候群(SIDS)/サイレントベイビー/育児ノイローゼ……など多くのジャンルにわたる記事を連載した。

2001年12月には『こんどこそ治る関節リウマチ』(朝日新聞社)を出版。

全国の関節リウマチの臨床医、研究医を訪ねて綿密な取材をもとに、関節リウマチに迫った。

リウマチは、自己免疫疾患である。

花粉症の通称で知られる、季節性アレルギー(ときに通年性アレルギー)もまた、免疫の仕組みが身体にとって不都合なかたちで現れる疾患である。

ガンの発症の要因のひとつに、免疫のメカニズムの後退(不都合)が挙げられる。

こうして、ガン治療の最前線も取材を重ねることになる。

2003年12月には『東京慈恵会医科大学・精神医学講座 開講百周年記念誌』を、浦山明俊が社長を務める有限会社イン-ストックで製作。
1年6ヶ月を費やして取材、執筆、製本を請け負う。

この頃から日本で社会問題化したうつ病、人格障害、認知症などの精神疾患に関する取材、執筆が増える。

今日に至るまで、医療ジャーナリストとして、難解で複雑な疾病について、また治療法について、綿密な取材と分かりやすい文章で、患者をはじめとする読者に医療情報を提供する。

また医師、看護師、薬剤師などの医療従事者にも、最新の医薬や治療法、学会資料などを執筆、あるいは講演を通じて、提供している。

現在は、精神科領域の認知症、うつ、睡眠障害などを取材、執筆中。

時間医学は、これからの注目分野であると認識し、取材を継続中。

寄稿している主な医療関連サイト

『セールス手帳/日進月歩の「がん」治療法』
http://www.fps-net.com/fpsclub/info/i_cat_02.html

『ネムジム』(睡眠障害/不眠症/睡眠と生活習慣病のリスクなどについて)
http://nemgym.com/